花の庭で“音”から始まる和牛ハンバーグ——木の花美術館直営「オルソンさんのいちご」

花の庭で音から始まる和牛ハンバーグ グルメ情報
花の庭で音から始まる和牛ハンバーグ
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こんにちは!

ローカルグルメライターのかんなです。

今日は朝から河口湖方面へ小旅行。
“ちゃんと美味いハンバーグ”の口になってしまいまして…!
木の花美術館直営のレストランカフェ「オルソンさんのいちご」に行ってきました。
開店10:00にスッと入店、静かな空気を独占できるこの時間が最高なんです。

木の花美術館の入口にあるレンガのモニュメントと猫のダヤンのレリーフ

入口のレンガモニュメント。ダヤンが「いらっしゃい」。

石畳の小径に沿って黄色い花が列をつくり、風が葉をゆらします。庭の手入れが行き届いていて、ここに来ただけでごちそう半分。

花壇と石畳の小径の先に立つ洋館風のレストラン外観

花のアプローチを抜けて、物語の中のレストランへ。

外観をもう一枚。円錐屋根と石畳のカーブがかわいい。
本当は左手奥に富士山が覗くのですが、今日は雲の向こうへ雲隠れ。
それでも花壇の黄色がきゅっと景色を引き締めて、避暑地の朝みたいな清々しさ。

富士山方向を左に望むレストランの全景と花壇(富士山は雲に隠れて見えない)

この日は左手の富士山は雲の向こう。花壇の黄色がきりっと映える全景。

扉の手前で深呼吸してから入店。

石張りの外壁に掲げられた「Restaurant & Cafe オルソンさんのいちご」の看板

開店ダッシュで入店。看板の前で気持ちが高まる。

中はカフェ利用のお客さんが多めで、朝の甘い香りがふわり。けれど今日の私はブレません。
スイーツとコーヒーで優雅に過ごす方々を横目に、私は最初から決めてました。
メニューを開いた瞬間、和牛ハンバーグステーキ/和風ソースに即決。

ハンバーグ(和風・デミ)とビーフシチューが載ったメニューの写真

和牛ハンバーグは和風とデミ、さらにビーフシチューも。

□オーダーメモ
・和牛ハンバーグステーキ(和風ソース)…¥1,380(¥1,518)
・サラダ+主食(ライス or パン)付き
※価格はメニュー記載より。行った時のものです。

まずはサラダがすぐに到着。レタスの水分がシャキッと立っていて、キリッと冷えた皿が気持ちいい。和風ドレッシングは酸味ひかえめで、ごまのコクが控えめに後押し。メインのために口を整える、理想の序章。

白い皿に盛られたレタスとトマトのグリーンサラダ

冷え感バッチリ。ひと口目から印象がいいサラダ。

サラダを半分ほど食べたところで、厨房の向こうから——

ジュッ、ジュー――。

来るか!? と身構えるも、まだ。
数分して、もう一度。

ジュッ、ジュー――。

この“間”がうまい店の合図。おそらくは玉ねぎをじっくり炒めている音。待たされるほど、香りの説得力が増すんです。

そして、ついに主役が登場。白いリム皿に、琥珀色の和風オニオンソース。その上に、ふっくら丸みのある和牛ハンバーグ。表面は薄く艶をまとい、ナイフを入れると、肉汁がソースと静かに混ざっていく——この瞬間がたまらない。

飴色玉ねぎの和風ソースがたっぷりかかった和牛ハンバーグのアップ

飴色玉ねぎがキラリ。音の理由が一皿で伝わる。

□テイスティングメモ(和風オニオン)
・香り:炒め玉ねぎの甘香ばしさ+だしの落ち着き
・食感:外はやわらかに張り、中心ふわっと。細挽き寄りで口どけ軽い
・旨み:牛のコクは過剰に主張せず、ソースが全体をまとめる
・後味:塩分設計はやさしめ。甘みが尾を引き、重さが残らない

付け合わせはブロッコリー、ヤングコーン、赤パプリカ、茄子。色だけでなく、きちんと香ばしい火入れ。主食はライスを選択。味そのものは素朴で“普通”。でも、澄んだ和風ソースの受け皿には最高で、皿の縁についたソースを最後の一粒まできれいにさらえるのが気持ちいい。

和風ハンバーグの皿と白いライスの皿を並べたテーブルショット

澄んだ和風ソースは白いごはんの名相棒。

□“よりおいしく”食べるコツ(実践済)

  1. サラダはドレッシングを全体に回しすぎない:後半の口直し用に“素”の葉を残す

  2. ハンバーグは中央→端の順で:端のソース濃度が高いので、味の山を後半に作れる

  3. ライスは一口分ずつ、ソースの“海”に落としてからすくう:最後まで味がぶれない。

□待ち時間について(体感)
・サラダは早い/メインは少し時間がかかる
→炒め玉ねぎの甘みを感じるタイプなので、ここは“待ちの価値”あり。音もごちそう。

□比較メモ
銀座の洋食店で食べた5,000円ランチコースのメインハンバーグより満足度は上。
価格帯を超える手仕事感、誠実さ、食後の軽さ。
観光地の“雰囲気カフェ”という先入観は、ひと口で覆りました。

食後は庭をひと回り。すると——

庭の小径を軽やかに歩く茶白の猫の横姿。。どことなくダヤン顔!

庭をすいすいお散歩中。どことなくダヤン顔!

最後はショップ前で記念撮影。ランタンを掲げたダヤンが“またおいで”。

ショップ入口にあるランタンを持った猫のダヤンの大型オブジェと背景パネル

ランタンを持つダヤンのオブジェ。写真映え抜群のスポット。

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。
まとめ
「オルソンさんのいちご」の和牛ハンバーグ和風ソースは、
「ジュッ、ジュー――」の音から始まる一皿。

丁寧に炒めた飴色玉ねぎが決め手のごちそう

ふっくらジューシーなパティ、彩り野菜の香ばしさ、そして白いライスの清潔感。
花の庭と朝の光までが調味料になって、期待以上に心が温まるランチでした。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。

□使い分けガイド
・濃厚派→デミグラス(重さのある赤ワイン系が好みなら)
・さっぱり旨味派→和風オニオン(今回)
・じっくりコク派→ビーフシチュー(パン合わせ推奨)

□行った時の状況メモ
・10:00開店直後に入店/静かで快適
・サラダはすぐ、メインは少し待つ=おいしさへの仕込み時間
・主食はライス or パンを選択(今回はライス)

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店舗情報

項目 内容
店名 レストランカフェ オルソンさんのいちご(木の花美術館 直営)
住所 〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3026-1
Google マップ
電話番号 0555-76-6789
営業時間 3〜11月 9:00〜17:00
12〜2月 10:00〜16:00
(各L.O.約30分前・季節で変動あり)
定休日 不定休(公式で要確認)
席数 約80席(店内約40/テラス約40)
支払い方法 現金のみ(カード/電子マネー/QRは不可の案内・最新は要確認)
駐車場 あり(約40台)
公式SNS/公式サイト ・公式サイト:http://www.konohana-muse.com/
・Instagram(木ノ花美術館):https://www.instagram.com/kawaguchiko_dayan/
・Facebook:https://www.facebook.com/konohanamuseum/
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