「筆者」「著者」「作者」の違いは?意味・使い分け・例文をわかりやすく解説

「筆者」「著者」「作者」の違いを解説するブログ記事のアイキャッチ画像。5人のキャラクターと比較図付き。 言葉の使い分け
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「筆者」「著者」「作者」は、どれも文章や作品を作った人を表す言葉ですが、使う場面には違いがあります。

先に結論をいうと、「筆者」は記事や文章を書いた人「著者」は本や論文などの書物を書いた人「作者」は小説・絵・曲などの作品を作った人を表すと考えると分かりやすいです。

たとえば、「この記事の筆者」「この本の著者」「この絵の作者」のように、対象によって自然な言い方が変わります。

この記事では、「筆者」「著者」「作者」の違い、使い分けのコツ、例文、間違えやすい場面をわかりやすく解説します。

まゆぴー
まゆぴー
「本を書いた人」も「記事を書いた人」も、ぜんぶ同じように見えるから迷っちゃうね…!
ラボ先生
ラボ先生
大丈夫です。「何を書いた人か」「何を作った人か」で見ると、かなり使い分けやすくなりますよ。

「筆者」「著者」「作者」の違いを先に比較

まずは、3つの違いを表で整理します。

言葉 主な意味 使いやすい対象 自然な例
筆者 文章や記事を書いた人 記事、コラム、エッセイ、レポート、文章 この記事の筆者
著者 本や論文などを書きあらわした人 本、書籍、論文、専門書、学術書 この本の著者
作者 作品を作った人 小説、詩、絵画、漫画、楽曲、脚本、芸術作品 この絵の作者

ざっくり覚えるなら、文章なら「筆者」本なら「著者」作品なら「作者」です。

データ兄さん
データ兄さん
結論から言うと、「筆者=文章」「著者=本・論文」「作者=作品」で分けると実用的です。

「筆者」の意味と使い方

「筆者」は、文章や書画を書いた人を指す言葉です。ブログ記事、新聞記事、雑誌記事、コラム、エッセイ、レポートなど、特定の文章を書いた人を表すときに使いやすいです。

ポイントは、その文章を書いた人という点です。

  • この記事の筆者は、言葉の使い分けをわかりやすく解説している。
  • コラムの筆者の意見に共感した。
  • レポートの筆者名を確認する。
  • 筆者はこの問題について、別の視点から考えている。
  • エッセイの筆者が伝えたかったことを読み取る。

「筆者」は、文章を書いた人を第三者として指す場合にも使えます。また、文章の中で書き手自身が「筆者は〜と考えます」のように自分を指す表現として使うこともあります。

ただし、日常会話では少しかたい印象があります。ブログやカジュアルな文章では「この記事を書いた人」「書き手」と言い換えた方が自然な場合もあります。

「著者」の意味と使い方

「著者」は、本や論文など、まとまった書物を書きあらわした人を指す言葉です。書籍、専門書、学術書、研究論文、実用書などでよく使われます。

ポイントは、書物や論文として公表されたものを書いた人という点です。

  • この本の著者は有名な研究者です。
  • 論文の著者名を確認する。
  • 著者プロフィールを読む。
  • この専門書の著者は、長年その分野を研究している。
  • 共著者として名前が掲載されている。

「著者」は、出版物や論文の文脈で使うと自然です。書店や図書館、論文検索、参考文献、書評などでは「筆者」よりも「著者」がよく合います。

一方で、短いブログ記事やニュース記事を書いた人に対して、必ずしも「著者」と呼ぶ必要はありません。その場合は「筆者」や「執筆者」の方が自然です。

「作者」の意味と使い方

「作者」は、作品を作った人を指す言葉です。特に、小説、詩、絵画、漫画、楽曲、脚本、工芸品など、創作性や芸術性のあるものを作った人に使いやすい表現です。

ポイントは、文章に限らず、作品を作った人という点です。

  • この小説の作者は誰ですか。
  • この絵の作者は有名な画家です。
  • 楽曲の作者を調べる。
  • 作者不詳の作品として知られている。
  • 物語の作者が込めた思いを考える。

「作者」は、本を書いた人にも使える場合があります。特に、小説や物語など、創作作品の場合は「作者」が自然です。

ただし、ビジネス書や学術書、研究論文などに対して「作者」と言うと、少し不自然に聞こえることがあります。その場合は「著者」を使う方が自然です。

使い分けのコツ

「筆者」「著者」「作者」で迷ったときは、対象が何かを確認しましょう。

迷う場面 自然な言葉 理由
ブログ記事を書いた人 筆者 特定の文章を書いた人だから
新聞記事やコラムを書いた人 筆者 記事・文章の書き手を指すから
本を書いた人 著者 書物を書きあらわした人だから
研究論文を書いた人 著者 論文では「著者」が一般的に使いやすいから
小説を書いた人 作者 / 著者 作品として見れば作者、本として見れば著者
絵を描いた人 作者 芸術作品を作った人だから
曲を作った人 作者 音楽作品を作った人だから
ラボ先生
ラボ先生
同じ小説でも、「作品として見るなら作者」「出版された本として見るなら著者」と考えると分かりやすいですね。

間違えやすい表現

ここでは、「筆者」「著者」「作者」で迷いやすい表現を整理します。

ブログ記事は「著者」より「筆者」が自然

ブログ記事やコラムのような短い文章では、「著者」よりも「筆者」が自然です。

  • 自然:この記事の筆者は、言葉の違いを解説している。
  • やや不自然:この記事の著者は、言葉の違いを解説している。

ただし、サイトのシステム上で「著者」「author」と表示されることはあります。一般的な日本語表現としては、「記事の筆者」「記事を書いた人」が分かりやすいです。

本は「筆者」でも通じるが「著者」が自然

本を書いた人を指す場合、「筆者」でも意味は通じますが、出版物として扱うなら「著者」の方が自然です。

  • 自然:この本の著者は、経済学者です。
  • 意味は通じる:この本の筆者は、経済学者です。

書評や参考文献、プロフィール紹介では「著者」を使うと、より正式な印象になります。

芸術作品は「作者」が自然

絵画、彫刻、音楽、漫画、脚本など、創作性のある作品では「作者」が自然です。

  • 自然:この絵の作者は誰ですか。
  • 自然:この漫画の作者は有名です。
  • やや不自然:この絵の著者は誰ですか。

「著者」は書物に使いやすい言葉なので、絵や曲などには基本的に「作者」を使う方が自然です。

小説は「著者」と「作者」の両方が使える

小説は、少し迷いやすい例です。小説を「出版された本」として見るなら「著者」、物語や作品として見るなら「作者」が自然です。

  • この本の著者は、人気作家です。
  • この物語の作者は、読者に深いメッセージを残した。

どちらか一方だけが正解というより、何に注目しているかで使い分けるとよいでしょう。

草ちゃん
草ちゃん
「小説だから絶対に作者!」みたいに決めつけると危ないぞ。本として話すなら著者、作品として話すなら作者だな。

「執筆者」「書き手」「作家」との違い

「筆者」「著者」「作者」と似た言葉に、「執筆者」「書き手」「作家」もあります。

言葉 意味 使いやすい場面
執筆者 文章を書いた人 記事、原稿、レポート、資料など
書き手 文章を書く人をやわらかく表す言葉 会話、ブログ、文章論など
作家 作品を作ることを職業にしている人 小説家、漫画家、脚本家、芸術家など

「執筆者」は、記事や原稿を書いた人を少し事務的に表す言葉です。複数人で記事を作るメディアや、業務上の資料では「執筆者」が使いやすい場合があります。

「書き手」はやわらかい表現で、読み手と対になる言葉です。ブログや文章術の話では自然に使えます。

「作家」は、創作活動をする人や、それを職業としている人に使われます。「作者」は作品を作った人、「作家」は職業・肩書きとしての意味が強いと考えると分かりやすいです。

クイズ:理解度チェック

以下の文章を読み、空欄に最も自然な言葉を入れてください。

  1. この記事の___は、初心者にも分かりやすく説明している。
  2. この本の___は、長年その分野を研究している。
  3. この絵の___は、海外でも高く評価されている。
  4. 研究論文の___名を確認する。
  5. この物語の___が伝えたかったテーマを考える。
  6. コラムの___の意見に共感した。

クイズの答えと解説

  1. 答え:筆者
    解説:記事を書いた人を指すため、「筆者」が自然です。
  2. 答え:著者
    解説:本を書いた人を指すため、「著者」が自然です。
  3. 答え:作者
    解説:絵という作品を作った人なので、「作者」が自然です。
  4. 答え:著者
    解説:論文では、書いた人を「著者」と表すのが自然です。
  5. 答え:作者
    解説:物語を作品として見ているため、「作者」が合います。
  6. 答え:筆者
    解説:コラムという文章を書いた人なので、「筆者」が自然です。

よくある質問

「筆者」と「著者」は同じ意味ですか?

近い意味ですが、使う場面が違います。「筆者」は記事や文章を書いた人、「著者」は本や論文などの書物を書いた人に使いやすい言葉です。

小説を書いた人は「著者」と「作者」のどちらですか?

どちらも使えます。小説を出版された本として見るなら「著者」、物語や創作作品として見るなら「作者」が自然です。

ブログを書いた人は「筆者」と「著者」のどちらですか?

一般的には「筆者」が自然です。ブログ記事は特定の文章なので、「この記事の筆者」「この記事を書いた人」と表すと分かりやすいです。

絵や音楽を作った人に「著者」は使えますか?

基本的には「作者」が自然です。「著者」は本や論文など、書物に対して使うことが多い言葉です。

「筆者」は自分のことを指すときにも使えますか?

使えます。文章の中で「筆者は〜と考えます」のように、自分を指して使うことがあります。ただし、少しかたい印象になるため、文章の雰囲気に合わせて使うとよいでしょう。

まとめ:「筆者」は文章、「著者」は本や論文、「作者」は作品を作った人

「筆者」「著者」「作者」は、どれも何かを書いた人・作った人を表しますが、対象によって使い分けると自然です。

  • 筆者:記事、コラム、エッセイ、レポートなどの文章を書いた人
  • 著者:本、書籍、論文、専門書などを書いた人
  • 作者:小説、絵画、漫画、楽曲、脚本などの作品を作った人

迷ったときは、文章なら筆者、本や論文なら著者、作品なら作者と考えると判断しやすくなります。

しずく
しずく
最初は似ていて迷いますが、「記事なのか、本なのか、作品なのか」で見ると選びやすくなりますね。

似た言葉の使い分けをさらに確認したい方は、「持つ」と「保持する」、「顧客」と「クライアント」と「お客様」、「阻害」と「疎外」などの違いもあわせて読んでみてください。

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